軽いフットワークで市民の声を政治に活かします
むとう千里の「はっぴぃ通信」
2011年5月19日 238

調布市内の放射能汚染状況は?ちゃんと調べてください
情報不足で市民は不安に

 「保育園の園庭の土や砂場は大丈夫?」「野菜は大丈夫?」など、福島第1原発事故による放射能汚染がくらしに与える問題についての、不安の声が寄せられています。

 ここ数日、メルトダウンについての新たな報道もあり、現在の福島第1原発の状況がどうなっているのか、そして、周辺地域はもちろん、東京などの地域への放射能汚染の影響はどうなのか…など、国の責任において、正確かつ綿密に把握し、専門的・科学的見地での説明や対策が求められています。しかし、政府内でも意見の食い違いが生まれるなどの問題まであり、国民の不安は深まるばかりです。

 調布市議会は、震災直後「震災対策に市として全力を挙げること」を旨とした決議が全会一致で可決され、「放射能汚染についての測定器の購入」「市内の測定」などを含む具体的な対策について市長に申し入れを行いました。

 その後、水道水の問題もあり、個別に調布の地下水の放射能汚染調査の実施を申し入れましたが、「必要性は感じている」との回答にとどまっていました。

無いのは在庫?購入の意思?

 5月に入ってから、あらためて、調布市の「放射能汚染」に関する取り組み状況を調べてみました。

 測定器の購入と市内の調査について環境部の担当者に伺ったところ「震災直後は購入しようとしたが、販売元の在庫がないとのことで購入できず現在に至っている」とのこと。「2ヶ月近くたつので、現時点で在庫があれば買えるのでは?」と聞いたところ、「測定して終わりということにはならない。保育園の園庭や、農地など、測定後にどんな対策を打つのかということまで考えなければならない。他市とのこともあり、調布市だけやるわけにいかない。市民の要望があるからといって簡単に測れない」と、理屈にならない理屈を並べ、市民の健康より他市の動向に関心をもって、本当に測定機購入の意思があるのか疑わしい対応。

 学校の対応について教育委員会では、給食の食材は市場に出回っているものについては、問題ないと判断、校庭などの影響は「東京都健康安全研究センター」の発表内容を参考にしているとのこと。当面、臨海学校やプールの対策がの大きな課題とのことでした。

 保育園の園庭などの調査については、梅雨の時期にどうなるのかの懸念もあり、検討中とのこと。

 地場野菜については、東京都が各自治体の作物を調査し、調布の野菜は来週調査予定とのこと。結果は都HPで公表されていますが、先週は三鷹のほうれん草が検査され、結果は基準値以下。

 いずれにしても、測定器の購入さえ二の足を踏んでいる状況に驚きました。

責任を果たして!

 市民が求めているのは正確な情報です。市内の放射能汚染状況の調査と公表は、市民の安全と安心を守る上で、自治体として果たすべき最低限の責任です。