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むとう千里の「はっぴぃ通信」
2012年3月28日 251
希望する子がみんな「入園おめでとう」って迎えられるために
 3月26日閉会した第1回市議会定例会の厚生委員会で、保育園問題を取り上げました。

「保活」に奔走する父母

 もうすぐ新年度。仕事の復帰、保育園入園など忙しい日々を送っている方も多いのではないでしょうか。一方で、申し込んだにもかかわらず、入園できずに子どもの預け先探しに奔走し、育児休暇の延長や、退職に追い込まる市民もたくさんいます。2月はじめの認可保育園入所決定の直後から、連日相談の連絡が続きました。4月から認可保育園への入所を希望している方は、第1次申し込みで1,230人。そのうち440人は保育園に入れないという結果に…。

 0、1、2歳児はフルタイムで働いていても入れない方が本当に多いのです。今では「保活」という言葉があるほどです。本当は育児休暇をとって0歳の間は子育てに専念したいとの思いがあっても、1歳児からの入園はとても難しいということで、泣く泣く産休明けで働き始めるという方、入所選考の指数を上げるために、わざわざ認証保育所に預ける方も少なくありません。

減らない・追いつかない…

 調布市は「待機児ゼロ」を目指し、毎年1園〜2園の保育園を増設するなど、この10年間で認可保育園の定員を882人増やし、認証保育所など400人分を整備しました。しかし希望者は増加し続け、毎年多くの子どもが保育園に入れない状態が続いています。

 調布のような都市部は地代が高く、施設建設用地の確保が難しいことが大きな課題です。国などが所有する公有地の活用や現行制度にはない土地購入に対する補助制度の整備が求められてきました。

にもかかわらず国の施策は…

 しかし、国が出した対策は、子どもの保育スペースの広さの基準を引き下げて、もっと詰め込めばよいという内容。都も同一歩調をとりましたが、子どもの保育水準を安易に引き下げることはできないとのことで、23区、三多摩26市の中でスペースを狭くした自治体は1つもありませんでした。水準を下げないで待機児対策を進めたいと、調布市では来年度2つの新設園の設置と、既存保育園の増改築での定員増が予算化されています。その中の1つに国有地を活用するものがありますが、1坪約70万〜80万円で国から購入しなければならないとのこと!?国は本気で対策を講じるつもりがあるのでしょうか。さらに、児童福祉法を変えて待機児対策に対する自治体の責任をなくしてしまう「子ども・子育て新システム」を、多くの幼稚園、保育園関係者の反対にもかかわらず、強引に今の国会で通そうとしています。

 認可保育園をもっと増やして。せめて認証保育所の保育料を認可並みに。お母さんたちの悲痛な声が聞こえます。働くこと、子育てすること、ちっとも贅沢なんかじゃない、当たり前の夢が叶う町にするために、引き続きがんばります。