軽いフットワークで市民の声を政治に活かします
前号へ
次号へ
むとう千里の「はっぴぃ通信」
2012年4月12日 252
市民の健康を守るがん検診制度…もっと充実させたい
 先日、市の申し込み制健診(無料)を利用してがん検診を受けました。胃がん検診で「要精密検査」の診断で、初めて胃カメラの検査を受けました。

 これまで、基本健康診査でも、何度か受けた子宮がん検診などでも、いたって健康な結果だっただけに、数年ぶりに受けた胃がん検診での「要精密検査」の結果にとても動揺し、定期的ながん検診受診の大切さを実感しました。

制度が利用されていない

 調布市は、35歳から5歳刻みで55歳までの方(対象者全員に通知が届きます)と、60歳以上の市民に対して胃がん・大腸がん・子宮がん検診を無料で実施しています。また、30歳以上で右記の年齢以外の方でも、申し込めば同様の検診をしてもらえます(子宮がん検診は20歳以上)。肺がん検診は申し込み制で40歳以上の方。乳がん検診は1,500円で有料ですが申し込み制で毎月実施しています。

 しかし、受診率はあまり高くなく、2010年度では、35歳〜55歳の5歳刻みの胃がん検診受診率は14%。60歳以上は25・4%です。職場でがん検診を受けている場合もあるでしょうが、それにしても受診率の低さは気になります。現在、35歳〜55歳の胃がん検診は市役所の健康センターで決まった日程で実施されていますが、他の検診のように、市内指定医療機関を各自で選び、日程も自由に調整できるようにするなど、受診しやすいものに改善が必要です。

早期発見のためにも

 受診率が一番高いのは大腸がん検診(便の検査)で32・3%。2万3914人が受診し、うち発見患者数は95人でした。患者の発見率が多いのは、申し込み制の乳がん検診で、受診者1591人中21人から乳がんが発見されました。私の2人の知人も、市の検診で乳がんと分かり、早期発見のおかげでその後治療し、今は元気に日常生活を送っています。

 がんは、早期発見によって治癒することができる病気といわれます。一方で、症状が現れてからでは進行が進んでしまっているという病気でもあります。定期的ながん検診の受診をもっと広げなければと思います。

再検査への補助も必要

 そのためにも検診事業として拡充して欲しいことは、「要精密検査」となった場合の再検査費用の援助です。先に紹介した市の実施しているがん検診は乳がんを除いては無料で利用できます。しかし、その後の精密検査は自費(保険診療)で、胃カメラの場合7千円〜8千円(3割負担の場合)がかかります。診察料を含むと1万円近くに。これでは、せっかくの検診が無駄になってしまうことにもなりかねません。再検査費用の一部でも補助する制度が求められます。一番高くても32%というがん検診の受診率。もっと上げて、がんで命を落とす人が1人でも減るように、検診制度の充実も市の大事な仕事だと痛感しました。