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むとう千里の「はっぴぃ通信」
2012年5月24日 №254
市内小学校で国基準を超える放射線量、調査と対策の強化を
 
原因は校舎屋上の排水溝

 先日、市立富士見台小学校の落ち葉置き場で、国の除染基準(0.23マイクロシーベルト/時)を超える空間放射線量が測定されました。応急の対応として、周囲にロープを張り、立ち入り禁止とした後、除染が行われました。方法は、放射線量が高い原因となっている土と草(約150リットル)を、二重にしたビニール袋に詰め、富士見台小学校敷地内の児童の立ち入らないプール南側に1メートルの深さの穴を掘り埋められました。除染前・後の落ち葉置き場や、土、草の埋設場所の放射線量などは表①、②の通りです。

除染後の測定結果(5月21日付の調布市教育委員会資料から)
①プール南側落ち葉置き場
測定値(μSv/h) 測定時刻
地上からの高さ 5cm 50cm 100cm
除染前 0.769 0.379 0.202 5月17日 午前中
除染後 0.081 0.086 0.072 5月18日 午後3時40分
②埋設場所
測定値(μSv/h) 測定時刻
地上からの高さ 5cm 50cm 100cm
埋設前 0.070 0.062 0.055 5月18日 午後3時00分
埋設後 0.076 0.063 0.055 5月18日 午後3時31分

 放射線量が高かった原因は、落ち葉ではなく、校舎屋上の排水溝周辺の掃除をした時の土や雑草を、落ち葉置き場に運んだものだったとのことです。

徹底した対策を

 調布市では、ホットスポットとなる可能性の高い場所、例えば、体育館や校舎の雨どいの下の部分や、今回も測定した落ち葉の集積場所などは、各施設を測定してきました。これまでもそうした場所で高めの数値が出たこともあり、国基準は超えていなくても、今回と同様の対応をしてきました。しかし、今回の原因は、これまで対象としてこなかった校舎屋上の排水溝周辺の汚れでした。他の学校や、子ども施設でも同様の問題が予想されます。「富士見台小学校で放射線量の高い場所、原因が発見されたことを貴重な問題と受け止め、早急に他の施設の同様の場所の測定、対策を講じてほしい」と担当部署に要望しました。

独自の調査を実施

 震災・原発事故から1年以上たちました。昨年10月日本共産党調布市議団は市内全域の放射線量の測定を行いましたが、昨日改めて同じ箇所の測定を行いました。また、公園の滑り台の下や、ブランコの下、砂場なども測定しました。結果は、0.04~0.1マイクロシーベルト/時でした(詳しい結果は後日ホームページ又は市議団ニュースで掲載します)。また、砂場に関しては、子どもが砂を口に入れることもよくあることから「土壌の測定をしてほしい」との保護者の声も多く寄せられています。引き続きのきめ細かな空間放射線量の測定と共に、調布市でも土壌の調査に踏み出すべきです。

 今後も共産党市議団では継続して独自の調査をすすめ、調布市にも具体的な提案をしていきます。