軽いフットワークで市民の声を政治に活かします
前号へ
次号へ
むとう千里の「はっぴぃ通信」
2013年2月7日 №259
在宅介護の大変さと制度の不十分さをあらためて実感
 
 今年の冬はとにかく寒い!雪もよく降ります。みなさんは元気でお過ごしですか?我が家は、昨年末から選挙、引越し、義母の介護、そして新年すぐに義父が他界するなど、あわただしい冬でした。ふと町を見渡すと梅の花が…立春になっていました。

あわや家庭崩壊の危機にも

 この間あらためて実感したのは、働き盛り世代が介護者を抱えた場合の在宅介護の問題と、介護や医療にかかる費用の問題でした。

 腰の骨折で3ヶ月入院していた義母の退院を機会に年末から同居を始めました。腰の骨折は完治しており、伝い歩きですが、日常の身の回りのことは自立しているということでの退院でしたが、在宅生活は自立とはかけ離れたものでした。年末年始のため介護保険の申請もできないまま、家族総出の介護が始まり、夜も安心して眠れない日々が続きました。

 仕事始めとなった新年4日に介護保険の申請、翌日支援センターの方の訪問、週明けにケアマネージャーの訪問。しかし、介護サービスを利用するには、認定審査のための調査が済んでいないのでリスクが高いとの話が…。いつになったら介護サービスが利用できるのかと、途方にくれました。

 結果、10日に調査員訪問となり、11日から暫定的に週3日のディサービス利用が始まりました。

 しかし、残りの平日をどうするかや、腰痛や不眠を訴える義母の通院など、夫も私もほとんど仕事に復帰できない日々が続きました。また、夜中も介護は必要であり、親だから家族だから大切にしたいという思いと、介護ゆえに家族や生活が崩れていく不安に、小学校や保育園に通う子どもたちも含めて我が家は大きく揺れ動きました。

 介護問題では、施設なのか在宅なのかと、よく問題になります。国の在宅ケアシステムの方針の下、調布市でも「在宅介護を中心に」と位置づけられています。しかし、現在の在宅介護の条件はあまりにも不十分です。介護のために仕事が続けられず収入が閉ざされてしまう事態も少なくありません。

その利用料、誰が払えるの?

 一方で、施設を利用する場合、特別養護老人ホームは調布市内で423人待ち(2010年)。簡単には入れません。また、新しく増えた特養は個室ばかりで料金が高く、月々15万円以上の利用料がかかります。老健施設も差額ベット代が高く、月々40万円もかかる施設もあり、普通の収入ではとうてい利用できるものではありません。今、国も推奨し増えている介護付有料老人ホームなどはそれ以上で、入居時数百万円~1千万円、月々20数万円プラス介護サービス利用料という内容。


 その後、義母は再入院しましたが、介護への不安は消えたわけではありません。

 手続き、サービスの基盤整備、負担軽減…そのための財源など、課題は山積みです。1つ1つ改善に向け、がんばるしかありません。