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むとう千里の「はっぴぃ通信」
2014年7月10日 №272
農業への降ヒョウ被害は?現地調査でお話を聞いてきました
 最近の天気はめちゃくちゃです。6月24日、調布・三鷹で1時間にわたってヒョウが降りました。ピンポン玉の大きさもあり、数十センチ積もった地域もありました。
 市内の北部から東部地域を中心に、被害状況は、床上浸水16件、床下浸水12件、道路冠水5件などで、とりわけ農地や作物などに甚大な被害が出ました。
 市では、り災証明の発行や見舞金の支給、公共料金の減免などを行っています。

路地野菜全滅、ハウスに穴
 農地・農作物の被害は、農業委員会の調査によると全市で55件。面積や被害額などは調査中とのことです。私も、共産党の都議会議員らとともに、被害のあった市内北部地域の現地調査を行いました。
 この季節はトマトやピーマン、きゅうり、キャベツなどが収穫の時期でしたが、路地ものは実に穴が開いたり、葉が全部なくなってしまったりと全滅状態。これから実が大きくなるはずのカボチャも葉や花がダメになり厳しい状態です。風も強かったので、とうもろこしもなぎ倒されていました。ハウスもガラスが割れてしまったり、ビニールに穴が開いていました。
 農家の方からは「4月頃にヒョウが降ることはあったが、この時期は初めて。今回は粒も大きく、被害は本当にひどい」とのお話がありました。

ブドウ被害深刻、来年も心配
 特にひどかったのはブドウでした。あと1、2週間で収穫が始まるという時期。摘果作業(粒が大きくなるように房の中の実を間引く作業)を終えて、これから実が大きくなり、色づくのを待っていた時期の降ヒョウ被害でした。
 強い日差しから実を守り、光合成によって栄養を与える役目の葉が全部なくなってしまい、ブドウの実も傷がついていました。今年は全滅とのことです。
 生産者の方は「すでに来年に向けての芽が出始める時期でもあり、葉や実がなくなってしまうことで、新芽がちゃんと育つかもわからない。今年は諦めるしかないが、専門家や仲間と来年に向けての対策を相談している」「毎年、楽しみに待っていてくれている常連のお客さんが沢山いるので、本当に申し訳ない気持ち。被害状況を一人ひとりにお知らせしているところ」とおっしゃっていました。

被害は2月の大雪以上なのに
 2月の大雪の際は、全国的な被害があり、国が緊急の対策を講じましたが、今回は予定なし。8日、東京都はヒョウの被害に対して金融融資を行うことを発表しました。今回のヒョウ被害は調布市と三鷹市の一部ですが、被害状況は雪害同様、もしくはそれ以上に深刻です。ゆくゆくは営農を継続できるかどうか、ということにもつながります。市、東京都も含めた更なる対策が求められます。