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むとう千里の「はっぴぃ通信」
2014年10月2日 №274
自然災害~起こってからでは遅い!入念な調査や対策の検討を
 御嶽山の噴火によって、多くの方が犠牲になっています。行方不明者の中には、小学生もいるとのことで、胸が詰まる思いです。懸命の救出・捜索活動が続いています。また、地元木曽町では農作物、産業、住民生活にも大きな影響が出ています。
 今年は、水害、土砂災害など自然災害が続いています。調布市でも降ひょう被害がありました。わが町の防災対策はどうなのか、見直すことが求められています。
広島の土砂災害…調布市は?
 広島の土砂災害では、豪雨による土砂崩れで多くの住宅が飲み込まれ、74人の命が奪われました。広島県は、土砂災害危険箇所が日本全国で最多の3万箇所指定されており、そのうち土砂災害危険区域に指定したのは3分の1にとどまり、今回被災した箇所の一部も警戒区域に指定されていませんでした。県は、警戒区域指定の調査を行うも、計画を完成させていませんでした。
 調布市内には、土石流のような大規模な土砂災害の発生する地形はないとされていますが、国分寺崖線などの崖状の地形や、土砂災害の恐れがある「急傾斜地崩壊危険箇所」が、神代中学校の崖下など市内に17箇所あると市報(9/20号)に掲載されました。
 「急傾斜地崩壊危険個所」とは、傾斜度30度以上、高さ5m以上の斜面で、がけ崩れが発生した場合に、人家などへの被害の恐れがある場所のこと。東京都が地形図確認と現地調査により設定しています。市ではがけに割れめが見える、がけや斜面から水が湧き出たり、小石がパラパラと落ちるなどの現象があったら早めの避難をするよう呼びかけています。
いま一度の調査が必要では?
 市民の方から「被害を最小限にする対策はされているのか」との問い合わせがありました。
 東京都は都内にある2,972カ所のうち、特に危険度の高い斜面について「急傾斜地崩壊危険『区域』」に指定し、崩壊防止工事を実施しています。2013年4月現在、多摩部では31箇所ありますが、調布市には指定された区域はありません。都の担当者の話では、新たな区域の指定に関しては、災害が起きた箇所もしくは、地元自治会などから要望が上がった箇所について関係市区町村長の意見を聞いて行うとのことでした。
 調布市では、「急傾斜地崩壊危険個所」の情報を市報に載せるほか、該当地域の自治会に危険個所の詳しい地図と避難などの呼びかけのチラシを配布していますが、災害が起きる前に、いま一度、市内の危険箇所を調査、地元住民の意見を聞くなどして、危険区域の指定について検討する必要があるのではないでしょうか。
 また、いざという時の避難場所の安全性について、住民と一緒に検証することが重要です。
 市民の命を守る自治体の役割をしっかりと果たしてほしいと思います。