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むとう千里の「はっぴぃ通信」
2014年10月9日 №275
小中学校の修繕・改修は“待ったなし”の重要で緊急の課題
 先日の台風18号の影響で、少なくとも市内の小中学校10校で雨漏りがありました。そのうちの一つ、深大寺小学校を訪問しました。
深大寺小学校の場合
 深大寺小学校は、6月の降ヒョウの際にも、屋上の防水シートが断裂し、雨漏りで2つの教室が1か月ほど使用できなくなり、子どもたちは別の教室に一時避難を余儀なくされました。夏休みを利用して、被害のあった校舎の屋上防水工事が行われましたが、今度の台風では、別の校舎で数カ所の雨漏りが発生しました。
 校舎の屋上を見せていただくと、防水工事は一部の校舎だけで、工事していない校舎の部分は古い防水シートが波打っていたり、汚れや小さな穴のようなものがあったりと、劣化の激しさを痛感しました。また、外壁の老朽化も進んでいて、亀裂があったり、サビがにじみ出ていたりしています。最上階(4階)の天井だけでなく、3階や2階でも天井の端や、窓枠の上から雨漏りがあり、外壁からの影響が考えられるとのことでした。雨漏りなど問題が発生するたびに、施設担当者が対策を打ってきたとのことですが、応急的な対応では限界で、抜本的な改修が必要です。
改修の基準はあるけれど…
 調布市では、屋上防水や外壁の更新期間の基準を20年と定めていますが、これが守られていないだけでなく、基準そのものが十分ではないなどの問題があります。
 深大寺小学校の場合、屋上は1996年、外壁は1989年に改修され、現在に至っています。
 ところが、2017年改修予定の屋上は、ずいぶん以前から雨漏りがひどく、基準よりも速いスピードで劣化が進行しています。
 外壁については、基準の20年をはるかに超えて、前回の改修から30年後の2019年に改修する計画となっているのが現状です。
後回しにはできない課題
 市内の小中学校の校舎は、若葉小の築55年が一番古く、三中など築50年以上が4校、築40年以上は28校中19校、全体の8割が築30年以上です。一方、築30年を目途に行なうとしてきた大規模修繕は、04年の八雲台小学校を最後に、行なわれていません。
 たしかに、こうした事態の背景には、耐震化工事(2010年に全校完了)や、普通教室へのエアコンの設置など、時代や歴史の中で生まれた課題への対応という現実があったことも事実です。また、各校の劣化度合いを調査し、ある程度の老朽化対策への努力があったことも事実ですが、しかし老朽化の進行は、こうしたとりくみを口実にできないほど深刻です。
 学校施設は、児童生徒の安全と成長を保障することはもちろんですが、災害時には市民の避難場所となる機能も合わせもっています。市としての最重要課題として位置づけ直し、必要な予算を確保し、着実に建て替えも含む改善の取り組みを行なう必要があると痛感しました。