軽いフットワークで市民の声を政治に活かします
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むとう千里の「はっぴぃ通信」
2015年1月8日 №281
2015年 戦争への“足音”を遠ざける努力が実を結ぶ年に
 新しい年が始まりました。みなさんはどんな年末年始でしたか。わが家は年末に実家(名古屋)の両親と奈良県明日香村へ。石舞台や飛鳥寺を巡り、大晦日は紅白歌合戦。印象に残ったのは直前に出場が決まったサザンオールスターズの「ピースとハイライト」。「♪堅い拳を振り上げても心開かない」…「♪都合のいい大義名分(かいしゃく)で争いを仕掛けて」などの歌詞が今、ツィッターなどで大ききな反響を呼んでいます。

「暴走はダメ」の声内外から
 安倍晋三首相は、戦後70年に当たる今年最初の記者会見で、集団的自衛権行使容認の閣議決定に基づき安全保障法制の整備や、8月の敗戦記念日に戦後70年の「談話」を予定していると表明しましたが、国内外から懸念の声が上がっています。
 集団的自衛権行使では、武装集団に襲われたNGOなどを救援するため自衛隊が現場に駆けつけ武器を使用する「駆けつけ警護」などの法整備を打ち出しました。
 しかし、世界の紛争地で献身的に人道支援のボランティア活動に取り組む多くのNGOは、「NGOを守る」という口実で自衛隊が武器を使用すれば戦闘の一方の当事者になりNGOをかえって危険にさらす。自衛隊が他国民に銃を向ければ世界が日本に寄せてきた信頼は憎悪に変わり、日本人はテロの対象に…「失うもの」はあまりに大きいと警告しています。
 日本の国際協力NGOのネットワーク組織「国際協力NGOセンター」(JANIC)は海外での武力行使容認に反対する声明で、国際社会には「紛争を軍事的な力によって一方的に解決を図ろうとする機運がある」とし、今こそ「紛争の原因を除去し、対話による解決をめざそうとする日本は、世界で独自の役割を果たすことができる」と強調しています。
 「談話」については、5日、米国務省のサキ報道官が「村山元首相と河野元官房長官の(談話で)示した謝罪が、日本が近隣諸国との関係を改善するための努力の中で重要な一章を刻んだ」と、米国の見解として述べました。これは、米国として異例の反応で、村山、河野の両談話で示された日本の過去の侵略戦争や旧日本軍「慰安婦」についての歴史認識を、安倍首相が予定する談話で変更しないよう求める立場を示すものです。

“知ろうよ互いのイイところ”
 目の前に戦争と直結する米軍基地のある沖縄では、昨年、米軍普天間基地の辺野古移設反対を掲げた知事や衆議院候補が勝利しました。
 わが国が進む道は、武力行使ではなく徹底した対話による平和外交のはず。
 サザンの「ピースとハイライト」には「♪20世紀で懲りたはず…」「♪知ろうよ互いのイイところ」というフレーズも。
 桑田圭祐さんの詩を新しい年への決意や呼びかけとして受け止めました。