軽いフットワークで市民の声を政治に活かします
前号へ
次号へ
むとう千里の「はっぴぃ通信」
2015年1月22日 №283
築40年超がゾロゾロ
学校の建替え・大規模改修は市政の最重要課題
 1月18日、市立第六中学校(六中)で行われた毎年恒例の耐寒マラソン、晴れわたる空のもと、子どもも大人も大勢の参加者で熱気があふれていました。小学4年と1年の息子も頑張って走りました。

校庭ドロドロでゴール地点変更
 一方で気になったのは、校庭のコンディションです。集合時間の朝9時頃はまだ表面が凸凹カチカチに凍っていました。ところが10時頃になると今度はドロドロのぬかるみになって、当初は校庭を一周してゴールの予定でしたが、危険なためゴール地点の変更を余儀なくされました。
 後日、改めて学校に行き話を伺ったところ、「冬場は霜柱とぬかるみの繰り返しで常に凸凹の状態。トンボやローラーで整備することもできない。体育の授業も冬場は校庭の四分の一しか使えない。生徒が転んで捻挫してもおかしくない」とのことでした。
 この校庭は2年前に改修して地表から3センチの土を入れ替えましたが、問題の解決にはなりませんでした。もっと深いところにある排水設備の状態なども含めた抜本的な改善が求められます。
 六中は今年開校40周年、校舎や体育館も老朽化が目立っています。

老朽化で雨漏りなど改修急増
 学校施設のこうした実態は、六中だけではありません。昨年6月の降雹の際には、深大寺小学校と緑ヶ丘小学校が雨漏りで、1ヶ月ほど教室が使えませんでした。
 2013年度の市内公立小中学校(全28校)の修繕件数は約1300件。1日(平日)5件という頻度です。修繕件数は10年ほど前から急増しています。

その場しのぎの改修ではもう限界
 調布市では2010年に調布市公共建築物維持保全計画を作成し、学校施設を含む公共施設の改修を計画的に行うことを決めていますが、計画通りに改修は進んでいません。また、この計画は建築物の長寿命化であり、建替えや大規模改修は含まれていません。大きな予算が必要になるために建替えは先送りされており、その矛盾はピークに達しようとしています。
 築55年の若葉小学校、築54年の第三中学校をはじめ28校中20校が築40年を超えている今、必要なのは計画的な建替えの推進であり、その上で、当面必要な改修を着実に進めることではないでしょうか。
 多額の予算を必要とするからこそ、予算確保やその他の事業との優先順位の調整など、直ちに取り組みをはじめなければなりません。

地域経済活性化と両立させて
 もう一つ、この学校建替え・改修事業の推進は、地元業者の力を結集して進めることが肝心です。今、アベノミクスの名のもとに公共事業を大手ゼネコンが総取りしようとする動きが強まっています。そうではなく、地元業者が参入できる制度と枠組みをつくり、公共施設の整備と地域経済活性化の両立を図ること、これが議会と行政の仕事として求められています。