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むとう千里の「はっぴぃ通信」
2019年1月31日(木)№310
インフルエンザで学級閉鎖…健康でも学童クラブに行けないの?
学級閉鎖で仕事に行けない
 インフルエンザが猛威を振るい、市内小中学校の学級閉鎖が相次いでいます。わが家も1月中旬に小学5年生の次男が、今週は中学2年生の長男がインフルエンザになり、夫と2人で仕事の調整をしながら綱渡りの毎日です。
 先日、市内の学童クラブを利用している保護者から1通のメールが届きました。「今週、子どもの学校ではインフルエンザによる学級閉鎖が出て、それにより、学童クラブにも元気であっても学級閉鎖のクラスの子どもは通うことができず、多くの親が子どもの預け先に苦労しています」との内容で、わが子のインフルエンザが治って学校に通えるようになったとたんに学級閉鎖になった場合や、兄弟のクラスが次々と学級閉鎖になった場合など、仕事を何日も休まなければならないといった状況が綴られていました。
 調布市の学童クラブ入会案内によると「インフルエンザなどで学校(学級)閉鎖となった場合は、感染の拡大を防止するため、当該学校(学級)の児童は学童クラブをお休みしていただきます」となっています。
 一方、インフルエンザなど病気の場合は、小学校6年生以下対象の病児・病後児保育事業があり、子育て施策としての矛盾がおきています。
児童福祉法に基づいた運営を
 近隣市の学童クラブの状況を調査したところ、三鷹市では、基本的にはお休みをお願いしているが、どうしても難しい場合は朝8時30分から受け入れているとのことでした。その他、府中市、狛江市、武蔵野市など三多摩26市中15市は学校(学級)閉鎖中でも罹患していない子どもを受け入れています。
 学童クラブは児童福祉法に定められた放課後児童健全育成事業で、保護者が労働等により昼間家庭にいない小学生に、遊びや生活の場を保障して健全な育成を図る場です。学校(学級)閉鎖の場合も、健康な子どもは受け入れをする責任があるのではないでしょうか。
 学童クラブが学校の敷地内にあることや、学校(学級)閉鎖は感染拡大防止のための自宅待機が必要となっている等の課題があるようですが、すでに受け入れをしている他自治体の例を参考に、子どもの安全や感染予防策を行いつつも、受入れを進めることが求められています。
基準緩和は子育て支援に逆行
 国は指導員不足を理由に、学童クラブの設置・運営基準を緩和する方針です。資格を持つ指導員の配置を2人以上から1人に引き下げる内容です。学童クラブにおける指導員の専門性が重要であることから、2015年に現行の国基準が定められてから4年しかたっていません。健康管理をはじめ子どもの生活全般に責任を果たす指導員の質の向上こそ求められています。今、必要なのは基準緩和ではなく、基準や実態にみあった財源措置です。