軽いフットワークで市民の声を政治に活かします
むとう千里の「はっぴぃ通信」
2008年4月3日 180

後期高齢者医療制度―負担増やして、受ける医療を制限はひどい!

 4月1日から「後期高齢者医療制度」がスタートしました。市役所の担当窓口には、連日問い合わせが殺到しています。

市議会でも、マスコミも

 3月市議会には「後期高齢者医療制度の中止・撤回」、「保険料の負担軽減策」、「市主催の説明会の開催」を求める陳情など合計5本の陳情が市民から提出されました。共産党はすべてに「採択」を求めましたが、「中止・撤回」と「負担軽減策」は賛否が分かれて結論が出ず「廃案」、「説明会の開催」は「主旨採択」との結果でした。厚生委員会の審議では、これまで扶養家族になっていて保険料を払わなかった人も保険料を負担することになること。年間18万円以上の年金からは天引きになること。2年後の保険料改定の時にどれくらい値上がりするかわからないことなど、様々な問題が意見や答弁で出されました。

 マスコミでも連日報道されています。朝日新聞(27日付)では『いつから どれだけ負担増?』と、保険料の「負担増」と複雑な激変緩和制度の特集をしていました。また、NHKでは朝のニュース番組で「高齢者の医療費抑制のために」と制度を紹介。議会審議でも問題になった「75歳以上のすべての高齢者が負担する保険料」の問題と、これまではなかった「1年以上保険料を滞納した場合の保険証取り上げ問題」、さらに、「医療を受ける際の制限がされる問題」など、内容が連日取り上げられています。医療の制限については、医者から様々な問題が指摘されていました。

知らなかった、ひどすぎる

 深大寺地域で開かれた「後期高齢者医療制度学習会」に参加させていただきましたが、「なんで75歳で切り離すのか?」「病院で受ける医療まで制限されたら、ちゃんと病院にかかれなくなってしまう」「年金から天引き…何も残らなくなる」「戦後大変な思いをして、経済を盛り立てるためにがんばってきたのに、ひどすぎる」と不満や不安の声が相次ぎました。年齢で医療保険を差別するのは世界でも初めてという、ひどい制度です。国会でも野党4党(共産・民主・社民・国民新党)が廃止法案を提出しています。

 一方で、訪問介護事業所のケアーマネージャーにお話しを伺ったところ「多くの高齢者が、医療制度が変わることを知らない。届いている保険証が何なのかわかっていない」とのこと。「制度が変わるんですか?」と驚く老人クラブの会長さんもいらっしゃいました。

 すでにスタートしているにもかかわらず、多くの高齢者が知らないという実態は深刻です。府中市では対象者全員に案内状を送付、各地域で説明会を開催。約2700名が参加したそうです。調布市の努力が求められています。そして、命にかかわるひどい制度は廃止しかありません。そのための粘り強い運動をがんばります!