軽いフットワークで市民の声を政治に活かします
むとう千里の「はっぴぃ通信」
2008年5月15日 184

姉妹都市=木島平村との交流のあり方、見直すときです

 5月8、9日、調布市議会と木島平村議会の4年に1回行われる「姉妹都市交流」事業で長野県木島平村に行ってきました。

緑豊かな山懐に囲まれて

 木島平村は、調布から高速道路を使って約4時間、長野県の北端に位置する人口約5300人の村です。日本一美しいといわれるブナの原生林が広がるカヤの平高原や、そこから流れ出す豊かな水など大自然に恵まれています。特産品は「木島平米」、アスパラガスなどです。これら農産物は、調布駅北側にあるアンテナショップ「新鮮屋」で販売しています。

 今回の交流では「農民芸術ふうたの杜 郷の家」「馬曲温泉」「望郷にこにこファーム」「観光交流センター」「農産物直売所」を巡りました。「郷の家」は、「まんが日本昔話」の常田富士男さん(木島平出身)と村人が古民家を活用して、木島平の民話を語り継ぎ、昔の暮らしを受け継ぐ活動を行っています。都会の生活とは全く違う、ほっとする空間でした。

3年後廃止に…木島平山荘

 調布市は1985年8月木島平村と姉妹都市盟約を結び、保養施設「木島平山荘」を開設。しかし、調布市は「行革アクションプラン」で、老朽化、利用者数の減少、維持のための費用負担などを理由に、木島平山荘を3年後に廃止する予定で、木島平村と山荘を含む今後の交流のあり方を検討中です。

 毎年の山荘管理運営費は、利用料との差し引きで約4千万円、施設の老朽化にともなう大規模改修には約5億円が必要とのこと。利用者数は年間8千人を超えた年もありましたが、近年は減少傾向で06年度は4690人。利用の多くは学校関係や団体で、個人の利用が少ないようです。

 木島平村議会との交流では「山荘はぜひ、残してほしい」との強いご意見が。毎年スキーで利用している市民からも「本当になくすの?」との声もあります。

住民レベルの交流促進で

 一方、私の周りでは、子どもの保育園父母仲間から「木島平行ってみない?」の声が上がり、木島平旅行をみんなで計画中です。「いかにも山林を切り倒して作った公園とかではなくて、田舎でしかできない体験がしたい」「農業体験がしたい」「かまどで飯炊きもいいな」「タケノコ狩りは?」…。一般のバスツアーには参加しにくい乳幼児を持つ家族ばかりで、知り合い同士ならと参加希望者も増え、かなり多人数のツアーになりそうです。

 今後の姉妹都市関係の発展を考えた時、やはり山荘のような拠点となる施設は必要ですが、それだけでなく、もっと市民・住民レベルの交流を促進する施策やメニューが不足しているのではないでしょうか。「ファームステイ」や「市民農園・木島平版」、田植えや収穫(祭)などの農業体験をはじめ、いろんなアイディアを出し合って、交流を深めていきたいものです。