軽いフットワークで市民の声を政治に活かします
むとう千里の「はっぴぃ通信」
2008年10月9日 188

「地産地消」を推進するために行政の積極的なリードを

 「汚染米」問題は、「何を食べたらいいのか…」と日本全国の食卓を恐怖に陥れました。そして、次々と発表される「汚染米」の使用状況。保育園や学校給食でも使用されていたとの報道に、「我が子の学校は?!」と多くの方が心配されたのではないでしょうか?

市内の学校や保育園の給食は?

 調布市の学校給食、市立保育園給食での「米とその加工品」「メラミンを含む乳製品」の使用状況を調査しました。

 学校給食では、事件後、全小学校の給食室での使用を調査しています。現在、米に関しては、各小学校がそれぞれ仕入れ先を決めて契約しています。今回の調査では、契約している店の販路まで調査し、安全を確認したとのことです。また、米の加工品については使用していない学校が多いようですが、白玉粉などを使用している学校では、製造元の確認をし、現在のところ汚染米の影響はないとのこと。メラミンに関しては、丸大食品の製品は使用しているが、問題の製品については使用していないとの報告です。担当者の話では「これまでの使用についての調査とともに、今後使用する食品については、疑わしきものは使用せずの考えで、チェックを厳しくしている」とのことでした。

 保育園給食は、現在調査中ですが、現時点では使用の実態はないとのことです。早急に調査をまとめ、保護者及び市民に情報提供することが求められます。

 大量の「汚染米」の流通先がまだ未解明であり、予断は許されません。

問題の根源と責任はどこに

 「汚染米」問題で、浮き彫りになったのは、主食の安全さえ守れないという我が国の「食の安全」に対するセキュリティーのずさんさです。汚染米のほとんどは、「ミニマム・アクセス米」という輸入米。国内では減反するほど米が余っているにもかかわらず、輸入し、チェックもいい加減。さらに、国内の流通経路でのチェックもいい加減。主食である米の「輸入自由化」とコメ取り扱い業者への規制緩和が、問題の温床をつくったと考えられます。

 今回の給食の調査では、学校、保育園共に、素材を厳選し手作りの給食を追求していることが改めてわかりましたが、それでも「絶対に安全」とはいいきれないと感じました。

 今、「地産地消(地元農産物を地元で消費する)」の取り組みが各地で始まっています。福島県西郷村では学校給食で使う野菜の3割が同村産とのこと。「作った人の顔が見える」「流通経路が短く簡便」「地域経済や産業育成にも貢献」など、その効能は少なくありません。調布の学校でも地元農産物を利用していますが、まだ一部です。さらに取り組みを強めていくために、関係者間の協議の場をつくるなど、市の積極的なリードが必要です。