軽いフットワークで市民の声を政治に活かします
むとう千里の「はっぴぃ通信」
2009年2月19日 196

介護保険料値下げに――浮き彫りになる国の責任

 16日(月)の議会で、2009年度の調布市予算(案)の説明会が開かれました。市長からは、「経済状況が悪く、市民の不安を取り除く処方箋が求められる。緊急対策など、市民生活のセーフティーネットの構築が必要…」と、予算(案)作成の姿勢が語られました。

介護保険料100円値下げに

 09年度予算(案)では、市民の暮らしを応援する施策が打ち出され、4月からの「介護保険料の引き下げ」も盛り込まれています。

 調布市の介護保険料は、現在、月額4000円(基準額)で所得に応じて7段階に分かれています。

 改定案では、基準額を月額3900円に、所得区分段階は10段階に分けるとのことで、9、10段階の方を除く、約95%の方が値下げになります。税制や医療の改悪が続き、高齢者のみなさんの負担が毎年のように増えている中で、100円とはいえ「保険料値下げ」はうれしいニュースです。

喜んでばかりもいられない

 しかし介護保険を巡っては、様々な問題が山積しています。保険料や利用料などの負担に耐えられず、必要なのに利用できないという問題。特養などの施設に入所を希望しても入所できない方が大勢いること。医療が必要な方が入所する介護療養型施設の廃止問題。介護度の低い方は、サービスの利用が厳しく制限される問題。劣悪な労働条件のための介護現場の人材不足問題などなど・・・。

 政府・厚生労働省によって介護保険制度改悪が繰り返された影響は、調布市でも、施設入所を待つ高齢者が沢山いる一方で、施設建設が計画通りに進まないという形で現れました。06年〜08年の施設整備計画では、地域の在宅介護を支える小規模な施設をいくつか誘致することになっていましたが、介護報酬が低くすぎて施設運営のめどがつかず、名乗りを上げる事業所がなかったのです。

国の制度の抜本的改善こそ

 現在策定中の新しい計画(09年〜11年)では、特養などの施設建設に対して、市単独の補助を出し、3年後に120床の特養(国領地域)が開設される予定です。また、ショートステイを来年中に20床整備するとのことです。

 その他、地域の高齢者福祉の核となる地域包括支援センター機能の充実や、医療と介護の連携など、新年度予算(案)には市としての改善点も多く盛り込まれています。しかし、自治体の努力では解決できない制度上の問題が大きく、国政において抜本的な改善が求められています。


つつじヶ丘駅の改善について説明会がに開かれました。

 2月5日、約40名の参加で、主に駅周辺の道路の整備に伴う測量について説明がありました。期待された「駅舎の改修」については具体的に示されず、出席者からは「早急に内容を明らかにしてほしい」との意見が出されました。