軽いフットワークで市民の声を政治に活かします
むとう千里の「はっぴぃ通信」
2009年7 月23日 201

この国といまの世の中の“おかしいな”を正すチャンスに

 国会解散前のひと時、息子の保育園仲間で群馬県にキャンプに行ってきました。キャンプ地までの途中、川原湯温泉、吾妻渓谷の豊かな水と緑を満喫していると、コンクリートミキサー車やダンプカーが何台も・・ダンプカーには「八ッ場ダム」のプレートがかかっていました。

地元も都会もNO!の声

 八ッ場ダムは、首都圏の水がめとして半世紀以上前の1952年に国が計画しました。完成すると川原湯温泉はダムに沈みます。計画発表当初から長野原町など地域住民のみなさんの反対運動がおこり、40年近くにわたる激しい運動が続きました。しかし、国は総事業費4600億円の事業を推し進めてきました。

 そんな中、近年では、恩恵を受ける側の首都圏住民からも「過大な水利用計画や取水対策を見直し、水利権の転用で調整を行えば、必要ない」として住民訴訟が争われています。調布市議会でも今年3月議会で「八ッ場ダム建設見直しを求める意見書」が採択され、国に意見書が提出されました。

 当初、八ッ場ダムの最大の目的だった“首都圏の水がめ”としての必要性は、今日においてはもはやなく、さらに、洪水の治水効果もなく、むしろ予定地の地盤が崩落する危険があると指摘されています。

全国で156カ所もダムが・・

 八ッ場ダムのように、すでに目的や根拠を失ったダム事業、流域住民の合意が得られない事業、民主的手続きに基づかない事業、費用対効果の低い事業はは全国各地で20か所以上あります。また、08年度現在、国・地方合わせて156か所のダム事業が行われています。その総額は9兆円、残事業費は約4兆5千億円と、途方もない税金がつぎ込まれます。

 ダム建設工事を進めることで、多くの地下水源も破壊されるといわれています。以前「はっぴぃ通信」でお伝えしたことがありますが、調布市の水道水は6割が地下水です。この地下水の割合は、23区もちろん三多摩の他の自治体と比較しても高く、水道水のおいしさ、安定供給につながっています。調布市の地下水源は貴重な財産です。本来すべきは、各自治体のこうした努力を後押しする施策ではないでしょうか。

 「キャンプでの仲間との楽しい思い出をもらった、この地の自然と暮らしを、無駄な公共事業でつぶさないで!」と、心の底から思いました。

 私たち国民が、自公政権を終わらせる決定的な『審判』を下し、新しい政治の進路を『選択』する歴史的政治戦の幕が開きました。安心と希望がもてる新しい日本にしたい!みなさんの願いをおよせ下さい。