軽いフットワークで市民の声を政治に活かします
むとう千里の「はっぴぃ通信」
2010年1月7日 207

大仏様、1300年後の日本、どう思いますか?

 2010年新しい年が始まりました。みなさんは、どんなお正月でしたか?私は年末に家族で奈良へ。東大寺と唐招提寺、平城京を訪れました。奈良は今年「平城遷都1300年」。1000年以上の歴史をもつ建物や仏像のそばに身を置き、家族一緒の幸せを感じながら、大仏様は今の日本をどんな気持ちで見ているのだろうと思いました。

昨年より厳しい…の声

 昨年後半は、これまでになく「生活が立ち行かない」との相談が相次ぎました。また、商売をされている方からは、「毎月赤字で、貯金を取り崩して営業している」「長年の取引先が倒産し、大幅に仕事が減り、先の見通しがもてない」「貸付や融資ではもう問題解決にならない」などの声が。

 そして、子どもの暮らしにも暗い影が…。市内でも、給食費が払えず給食が食べられない中学生や、修学旅行にいかれない子も。

今年も派遣村が

 国・都は、年末年始「公設派遣村」を設置し、予想をはるかに超える833人(3日午後7時現在)が利用。「年越し派遣村が必要ないワンストップサービスをつくる会」などの民間団体の要請をうけ、4日以降も引き続き支援がなされるとのことです。

 昨年は民間の力で初めて派遣村が生まれ、今年は公で実施。取り組みは前進したといえますが、派遣村の存在は、異常な事態であることには違いありません。私たちに寄せられる相談者の年齢もそうですが、派遣村を利用しなければならない方々の年齢は、20代〜40代も多いとのこと。

 努力が足らないのでは、正職にこだわらずどんな仕事でもすべきなどの意見も聞きます。でも、まじめに生きてきて、あるとき仕事を失い、その後努力しても仕事がない、家賃が払えず滞納がかさむ、貯金が底をつく…追い詰められ、先の見通しがもてない…。疲れ果て、自分への自信を失い、生きていく力さえ奪われていく。私は、当事者の方に出会い、生活再建の支援をする中で、人間性まで否定されるような苦しみであることを知り、決して、本人の努力の問題ではないと実感しました。

人間らしく暮らせるように

 生活困窮者の生活を支援するセーフティーネットの構築が求められ、生活・就職・健康などの問題を一度に相談・支援できるワンストップサービスの取組が国でも地方自治体でも模索され始めています。

 一方で、生活困窮者を生み出さない対策が打たれない限り、問題解決にはなりません。

 もうすぐ始まる国会では、労働者派遣法の改正案が提出される予定とのこと、大いに期待したいのですが、実施は3年から5年先とのこと。派遣村の実態は、最低賃金の抜本的引き上げ等と共に、直ちに実施することを求めています。

 誰もが、安心して、暖かいお正月が過ごせる町に、私もがんばります。