軽いフットワークで市民の声を政治に活かします
むとう千里の「はっぴぃ通信」
2010年12月8日 225

介護保険 利用料は2倍に、ケアプランまで有料なんて

年明けの国会に法案提出

 厚生労働省は来年の通常国会への法案提出に向けて、介護保険制度の見直し案(2012年度実施)を検討、同省社会保障審議会介護保険部会は、11月25日意見書をまとめました。その内容を見てびっくり!!

 意見書は、現行制度のままでは、2012年の介護保険料(65歳以上)は全国平均で月4,160円から5,200円に上がると試算。(調布市の現行保険料は4,000円ですからほぼ同様と考えられます。)この値上げを抑えることを理由に、表のような利用料等の値上げや、現在無料のケアプランを有料にするとしています。また、要支援と判定された方を介護保険サービス対象からはずすとの内容もありました。

保険あって介護なし

 介護保険制度は、10年前に「介護の社会化」をスローガンに導入されましたが、度重なる改悪で、導入当初から心配されてきた、重い介護保険料や利用料負担、42万人(調布では488人・昨年8月現在)にのぼる特別養護老人ホームの待機者など、「保険あって介護なし」ともいうべき深刻な事態が生まれています。日本共産党調布市議団が実施した「くらしと市政アンケート」や生活相談にも、「1人で介護するのは無理。昨年親が病気になり2カ月介護して自分が倒れて入院した」「利用料が高くて、介護保険を利用しようと考えられない」「特養は入れず、老健施設に入所。お金がいつまでもつか不安」などといった声が寄せられています。

 今開かれている第3回市議会定例会での共産党の「問題の多い見直し案に対して反対の意見をあげるべき」との質問に対して、市からも「サービスの抑制につながらないか懸念されている」「国へ改善要望していく」旨の答弁がありました。

実態にみあった施策を

 調布市は、来年春に国領地域に120床の特養がオープンします。また、深大寺北町の都有地を活用して新たに特養を誘致するとのことです。それでも今の待機者全員が解消できるには至りません。

 国に求められてるのは、高齢化やサービスの拡充が保険料の値上げにつながらないように公費負担を現在の50%からせめて60%に引き上げること、特養などの施設整備のための支援を行うことではないでしょうか。
  現在 改正案
軽度の要介護か要支援の人 1割負担 保険対象外にするか2割負担へ
ケアプラン作成 無料 毎月1000円
2〜4人部屋の室料 1割負担 全額自己負担へ
年金320万円以上の人 1割負担 2割負担へと倍増